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フィラリの血液検査って ホントに必要??

2019年3月16日(土)

結論は 必要です!!

なぜなら・・・

もし、フィラリアに感染していることを知らずに予防薬を飲ませてしまったら場合、

ショックやアレルギーを起こして わんちゃんが亡くなってしまうかもしれなません((+_+))

 

フィラリアに感染して2カ月がたつと 心臓にたどり着いて成長したフィラリアが赤ちゃんを産み

血液中にフィラリア子虫が泳いでいる可能性が出てきます。

フィラリア予防薬は、フィラリア子虫を殺すお薬です。

(感染予防をするお薬ではなく、蚊にうつされた子虫が心臓にたどり着いてしまう前に やっつける薬なんです)

血液中にフィラリア幼虫が沢山いる状態で わんちゃんがお薬を飲むと血液中の子虫が一気に死滅して

その死骸で血管が詰まってしまうことがあるんです( ゚Д゚)

それだけではなく、フィラリアの死骸に対してわんちゃんの体が激しいアレルギー反応をして

アナフィラキシーショックで 最悪わんちゃんが亡くなってしまうことも( ゚Д゚)

 

このように、フィラリアに感染していることを知らないまま予防薬を飲ませるのは、とっても危険!

だから毎年、予防薬を飲ませる前に血液検査で 去年ちゃんと予防できていて

フィラリアに感染していないことを確かめる必要があるというわけなんです🐶

予防薬を飲ませているのに なんで毎年検査する必要があるの?

 

なぜなら、

 🐶飼い主さんのみていないところで わんちゃんが薬を吐き出してしまっていた🐶

 🐶お腹を壊していて薬の成分がきちんと吸収されなかった🐶

🐶シーズン途中で飲むのをわすれて薬が残っている🐶(けっこう ありがち)

など、毎月1回予防薬を飲ませていたつもりでも、薬の効果が十分発揮されず、フィラリアをしっかり駆虫できないことがあるからです。

また、ちゃんとフィラリア予防ができていないことも( ゚Д゚)

『蚊がいる間の夏だけ予防薬を飲ませれば大丈夫』、『うちはマンションの上層階だから 蚊は入ってこないから大丈夫』、

『うちの周りは 田んぼがないから 蚊を見かけないから大丈夫』

と思っていたら、それはあなたの勘違い!!

 

フィラリア予防が必要な時期は、蚊が飛び始めた1ヵ月後から、蚊がいなくなった1ヵ月後まで。

(関東ではおおむね5月〜12月)

 

安心してお薬を飲ませられるかどうか、血液検査で毎年チェックしてあげてくださいね🐶

 

ノミ、ダニなどの寄生虫や お腹の虫も同時に予防できるお薬もあります。

錠剤が苦手な子には お肉味のお薬や、首にたらすタイプのお薬もありますので 病院でご相談ください。

 

与野駅前 熊谷