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ハムスター診療室より 

2019年10月3日(木)

松本です。

先日小さな60グラムにも満たないハムスターさんの

手術を行いました。

モナカちゃんです。前足先に腫瘍ができてしまい、様子をみていたのですが、大きくなって時折出血するようになったため

手術になりました。ほぼ八割以上の病院ではハムスターの手術は行っていないのではないかと思いますが、

私はご依頼がある限り、小さなな子たちに向き合っています。

手術はこんな感じで行いました。

麻酔導入中。通常は犬猫の口にあてて酸素や麻酔をかいでもらうマスクの中に、ハムスターさんを身体ごといれています。

 

 

 

麻酔が十分かかった状態。注射麻酔と酸素、麻酔ガスを組み合わせて麻酔します。左手先に腫瘍がみえます。この後手術を行いました。

 

 

1週間後の様子。元気いっぱいで来てくれました。

左手は先を切除してもすぐに腫瘍が再発してしまうことが多いため、今回は肘の関節で切除しました。

特に傷を痛がることもなく、ひまわりのたねも上手にどうにか食べることができるそうです。あまり不自由さは感じていないようだと飼い主様は言って下さいました。

もう高齢のモナカちゃんですが、手術にも耐えてくれて、とっても順調に回復してくれています。小さな身体が麻酔に耐えられるのか心配だったと思いますが、私に手術を任せてくださったご家族の方、信頼してくださってありがとうございました。長生きしてね!