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猫を迎え入れたらすること:①ワクチン接種
2024年6月9日(日)
こんにちは🙂今回は猫を迎え入れたら病院ですることシリーズ第1段!
ワクチン接種についてお話ししたいと思います。
我々が自分のワクチンを打ちに行くときは、これから自分は何に対してのワクチンを打つのか明確にわかっている状態で病院に行くと思います。
では、猫ちゃんのワクチンはなにを予防しているのかご存知でしょうか。
猫のワクチンには、コアワクチンとノンコアワクチンが存在します。
コアワクチンとは全ての猫に接種したいワクチンで、
ノンコアワクチンは感染リスク(よく外に出る子や野良猫との接触機会がある子)があるかどうかによって打つ必要があるかを判断するワクチンです。
ここでは、コアワクチンについてをお話ししたいと思います
猫のコアワクチンとは、3種混合ワクチンのことを指します。
これは名前の通り3種類のウイルスに対応しています。
•猫カリシウイルス
•猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス
•猫汎白血球減少症ウイルス
これを子猫は複数回、それ以降は年に1回を目安に接種します。
(適切な接種回数や間隔はその子によって異なるので、主治医の先生と相談してください。)
それでは、このウイルスに感染するとどのようになってしまうのか
それぞれ詳しくお話しします。
<猫カリシウイルス>
いわゆる猫風邪の原因ウイルスです。
ウイルスを体内に持つ猫の分泌物(=唾液や鼻水等)や空気を介して感染します。
発熱、くしゃみ、鼻汁等人間の風邪に似た症状から関節炎、口腔内の潰瘍、肺炎など様々な症状を起こします。
また、体内にウイルスが存在するものの症状を示さないタイプもあります。このタイプは感染源として特に注意が必要です。
(口の中の潰瘍等はなかなか気づきにくいですが、口の中が痛いが故に『ご飯を食べない』や『グルーミングが出来ず毛並みが悪い』ということに繋がっている可能性もあるので参考にしてみてください😌)
<猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス>
こちらも猫風邪の原因となるウイルスで、これの正体はヘルペスウイルスというものです。
先ほどのカリシウイルスと感染経路も症状も似ているのですが、こちらは重度の結膜炎を起こします。
また、ヘルペスウイルスは一度感染すると永続的に体内に存在し続けるため、一度回復してもストレスにより再び症状が出ることがあります。
<猫汎白血球減少症ウイルス>
こちらの正体はパルボウイルスです。
ウイルスを体内に持つ猫の唾液や糞尿、血液が口に入ることで感染します。
このウイルスの感染力はとても強く、直接ウイルスを持つ猫に接触していなくても、人間の手や周囲のものに付着してしまった唾液等を介して感染してしまうことがあります。
症状としては、下痢や腸炎などの消化器症状をメインに引き起こします。重度の下痢から脱水を引き起こし、最悪の場合死に繋がる可能性もある危険なウイルスです。
また、その名の通り白血球が少なくなるため免疫が低下し他の感染症に罹りやすくなったり、幼い頃に感染すると脳の形成不全を起こしたりもします。
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これら3つの病気を予防できるのが、3種混合ワクチンです。
しかし、ワクチンにはアレルギー反応等の副作用も存在します。
今までワクチンを打って副作用が出たことがないという子でも、ワクチン接種時は毎回気を抜いてはいけません!!
その日の体調を含めしっかりと主治医の先生と相談してからワクチン接種してください😌