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猫を迎え入れたらすること:②-2寄生虫検査
2024年6月11日(火)
前回の続き、内部寄生虫についてです。
内部寄生虫とは、動物の体内に寄生する虫です。
病院では、その内部寄生虫がいるかどうかを糞便から見ます👀
直接糞便を顕微鏡で見る方法や、糞便を飽和食塩水という液体に溶かしてその上澄みを見るという方法があります。これによって虫自体や虫の卵がないかどうか確認します!!
内部寄生虫もその種類は様々ですが、今回は比較的見られやすい消化管に寄生する寄生虫について紹介します。
『回虫(猫回虫)』
糞便に含まれる猫回虫の卵を摂取することや、猫回虫が寄生している母猫の乳汁を子猫が摂取することが主な感染の原因です。また、鳥や鼠を捕食することも感染の原因となります。
猫回虫の症状として無症状のものもありますが、消化管に寄生し物理的な刺激を与えることで下痢や嘔吐などの症状(=消化器症状)を引き起こすことがあります。また、猫回虫は人にも感染する可能性があります。
『瓜実条虫』
瓜実条虫はノミを介して感染することがあります。瓜実条虫の卵を摂取したノミを猫が捕食することで感染します。もちろん、糞便に含まれる瓜実条虫の卵自体を摂取することで感染することもあります。
症状としては、無症状な場合もありますが、消化器症状から重度になると発作などの神経症状を示すこともあります。また、まれに人に感染することもあります。
ちなみに、糞便や肛門付近にお米みたいなものがついている、、、という時は瓜実条虫である可能性があります😌
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内部寄生虫の中には予防薬で予防できるものもあります。
寄生虫検査を受けることや予防薬でしっかり予防することで、その猫ちゃんだけでなく周りの猫ちゃん、そして飼い主様ご自身の健康を守りましょう!!