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オミクロン株(B.1.1.529)の命名法
2022年2月7日(月)
最近、オミクロン株の話題ばかりで、嫌になりますが、一応知っておいた方がいい基礎知識、、、と言いながら少し難しいです。
今日は「オミクロン株(B.1.1.529)の命名法」について
このコロナウイルスって誰が命名していると思いますか?
WHOの偉い人?って思ってました。もちろんそれも間違いではないです。
ただ、科学的に分類するために以下の方法で分類がされ、命名されています。
新型コロナウイルスはSARSコロナウイルスに類似した塩基配列を有し、極めて変異しやすいウイルスとして感染拡大が生じており、遺伝学的に分類し、命名するのには数が多すぎてしまう。よって、データーベースを構築し、シークエンサーで塩基配列を読み込んで、そのデーターベースにアップロードすることで、分類・命名さするという事になりました。
*B.〇.〇.〇等の分類はPango命名法と呼ばれ、WEB上の新型コロナの発生源であるセンザンコウの遺伝子を元にアルゴリズムに基づいて系統を割り当てるソフトウェアで分類が行われております。
つまりは、コロナウイルスの遺伝子塩基配列をソフトウエアにアップロードするとビックデーターを元に人工知能によって分類されるという事かな
Phylogenetic Assignment of Named Global Outbreak LINeagesの頭文字で、訳すると「世界的な大流行と命名された系統樹の割り当てを行い命名する方法」
*オミクロンなどのギリシャ数字の命名はあくまでもWHOがラベリングした標記である