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「あなたはきっと騙されています!」

2024年10月7日(月)

「あなたはきっと騙されています!」

ペットの健康と幸福は、正しい栄養から始まります。愛犬や愛猫に適したフードを選ぶことは、その長寿と生活の質に直結します。例えば、ある調査によれば、適切な栄養を与えられたペットは平均寿命が20%向上するというデータがあります。

美味しく、フードを食べて長生きしてもらいたい!そんな飼い主の希望を、日本のペットフード会社のほとんどは悪用しています。

騙されないでもらいたい、臨床現場で働いている獣医師は、とても強く願っています。

今回のブログでは、その真実を書いていきたいと思います。

「 ネットショップの口コミについて」

ネット上のレビューの約30%が偽レビュー!!

ネットショップの口コミはステルスマーケティングの温床です。

ネットショップでの口コミは一見信頼できる情報源に見えますが、その多くがマーケティング戦略の一環として操作されていることがあります。特定の製品を推奨する偽のレビューや有料レビューが溢れており、真実の評価を見極めるのは難しいです。消費者庁の調査では、ネット上のレビューの約30%が偽レビューであるとされています【出典: 消費者庁】。

その口コミは真実ですか?

消費者として、口コミの信頼性を疑うことが必要です。特にペットフードのような健康に直結する製品については、専門家の意見や信頼できる情報源からの評価を重視するべきです。

危険!詐欺フードの特徴

パッケージやネットショプに「獣医師推奨」「獣医師の〇〇%が勧める」などは詐欺フードの特徴

ネットにこの文字があったら気をつけよう!

①「獣医師推奨」

理由:獣医師がお金をもらって広告塔になっています。

②「獣医師の〇〇%が勧める」

理由:獣医師が一般食をフード会社からお金をもらって広告塔になっています。

③ 口コミランキングで●位

理由:お金を払ってインフルエンサーに口コミを書いてもらってます。

④〇〇万袋突破!

理由:データーの信頼性信憑性はありません

⑤売れすぎて在庫がありません。

理由:消費者の購買欲をあおるマーケティングです。

⑥SNSで話題

理由:アフリエイターの方がお金儲けでインフルエンサーをしています

⑦漢方配合

理由: 漢方?そんなフードは絶対やめて!獣医師として警告します!

⑧アレルギー対応

理由:そんなフードがあればみんなが使ってます。

⑨「毛艶が良くなる」「皮膚に良い」「 涙やけが改善する」

理由: そんなフードがあればみんなが使ってます。

⑩有名大学と共同開発

理由:そんなことを大学はしません!

あなたが愛犬に食べさせているフードのネットには上記の文言がいくつあてはまりましたか?

3. 本当に良いドッグフード、キャットフードとは?

本当に良いドッグフード、キャットフードとは?

何を信じたら良いの?

重要なポイントは、歴史があるペットフードメーカーであることです。

継続してペットフード事業を行っているかがとても重要です。

はっきり言います! 国内のペットフードが「良いとは限りません」。ほとんどは一発屋です。

何年も、研究なんてしていません。

私が自身を持ってお薦めするのが以下のフードです。

アメリカ系  ヒルズ

ヨーロッパ系 ロイヤルカナン

日本(国内) ペットライン株式会社・森永乳業https://www.morinyu-pet.com/products/dog/

私たち動物病院や獣医師は、このフードメーカーぐらいしか勧めません。

これ以外は、獣医師は推奨しません。

まとめ

ネットの口コミが多いほど、「信頼性がありません。信じないでください」と警告します。

本当に、タダで口コミ書いていると思いますか?

購買欲をあおるために、フードメーカーが、インフルエンサーにお金を払って書いてもらっています。嘘だと思うなら「アフリエイトサイト」を見てください。「口コミ書いたら〇〇円支払います」という文言ばかりです。

ネット情報よりも最寄りの動物病院で必ず相談することをお勧めしています。

高いお金を払って、多くの飼い主様が騙されているのが現状なのです。

結局、ヒルズのような、70年もペットフード開発しているメーカーに信頼度、安全性がまさっているフードメーカーは、ほとんどないのが実情です。

「あなたは、だまされてませんよね?」

猫ちゃんの糖尿病に対するお薬『センベルゴ』

2024年10月4日(金)

 

この度、猫ちゃんの糖尿病に対するお薬に経口薬が登場しました🦸🏻‍♂️

 

糖尿病とは、血糖値を下げるインスリンというホルモンが膵臓から出ない、 

もしくはインスリンは出ているが反応しないことで高血糖となる病気です。 

 

糖はインスリンの働きで細胞内に取り込まれ、エネルギーに変換されます。

しかし、糖尿病はそのインスリンが働かないので、糖を細胞内に取り込むことができません。

細胞内に取り込まれなかった糖は血液中に取り残されそのまま尿中に出ていくため、

糖尿病の子は糖からエネルギーを生み出すことができなくなります。

 

(そのため、たくさん食べているのに痩せてくるという症状が出てきます。

そのほかにも、高血糖に伴い飲水量の増加とそれに伴う尿量の増加や、

猫では神経症状が見られることがあります。)

 

糖尿病のスタンダードな治療法は、インスリン12回注射すること。

つまり、足りないインスリンを補充してあげることです。

 

治療に用いるインスリンの種類や量はその子によって異なるので、

都度その子に適したインスリンの種類や量を決定する必要があります。

また、量が多すぎると低血糖になる可能性もあるため、定期的に投与量を調整する必要があります。

 

そんな中、新たに糖尿病治療薬として

『センベルゴ』というお薬が登場しました。

過剰な糖を尿中に出すことで高血糖状態を脱却し、弱っているインスリン分泌能を取り戻す、ということを目的としたお薬です。 

 

センベルゴのメリットは、

経口薬のため注射を打つ必要がない

体重によって投与する量が決まっているため、投与量の調整が必要ない

低血糖のリスクがない などが挙げられます。

しかし、その一方で全員に使えるわけではなく適応外の子も一定数存在するというデメリットもあります。

 

このように、インスリンにもセンベルゴにもそれぞれメリットデメリットがあるため、

どちらを使うかは飼い主様と主治医がしっかり相談して決める必要があります。 

 

また、最近自分の家の子がご飯はたくさん食べているのに痩せてきていると感じる、

お水を飲む量とおしっこの量が増えたと感じることがある等

糖尿病が心配な方は一度獣医師に相談してみることをおすすめします◎

投薬サポート💊

2024年7月17日(水)

わんちゃんねこちゃんにお薬を飲ませるとき、

みなさんはどのような方法を試されていますか?

 

直接口に入れてしまうという方も多いと思います。

 

しかし、それを繰り返していると

わんちゃんねこちゃんが段々お薬を飲む前の気配を察知するようになり

抵抗してしまうことも少なくありません。

 

今回は少しでもストレスを減らしてわんちゃんねこちゃんにお薬を飲んでもらうための投薬サポート商品をご紹介したいと思います。

 

MediBall

こちらは丸い形をした柔らかい投薬用トリーツ(おやつ)です。

ボールを潰してその中にお薬を包むことで、

美味しくお薬を飲むことを可能にしてくれます。

わんちゃんねこちゃん用それぞれにいろいろな種類の味があり、

その子の好みに合ったものが探せます◎

 

『投薬用ちゅーる』

こちらは通常のちゅーるよりも粘度が高く、お薬が包みやすくなっています。

ちゅーるを普段からあげている方も多いと思いますので、

比較的警戒せずに食べてくれる子も多いです。

わんちゃんはとりささみ味

ねこちゃんはまぐろ味の取り扱いがあります。

 

投薬トリーツを用いる際は、いきなりお薬を入れて食べさせるのではなく先に何も入っていないトリーツを食べさせることで、これは美味しいものと覚えてもらうとより投薬がスムーズに進みます!!

..*゚*..*゚*..*゚*..*゚*..*゚*..*゚..*゚*..*゚*..*゚*..*゚*..*゚*..*゚..*゚

 

そのほかにも、当院では様々な投薬用トリーツを取り扱っております。

 

実際お手にとっていただいた方が大きさ等わかりやすいと思いますので、

お薬を処方された場合はぜひお気軽にお声かけください◎

歯磨き🪥

2024年7月15日(月)

歯磨きは大切だと聞くのでチャレンジしてみたけど

なかなかうまくいかず心が折れてしまったという方、多いのではないでしょうか?

 

歯磨き!!と聞くと、いきなり歯ブラシを使ってのものを目指してしまいがちですが、

大人しくさせてくれる子はなかなかいません😔

 

それではどうすればいいのか

というところについて今回はお話したいと思います。

 

まず最初は、口に触れることを目標にするところから始めます◎

具体的な方法としては、口元や歯を触らせてくれたらおやつをあげる等

『口元を触られること=嫌なこと』という意識がつかないように繰り返し練習します。

ちなみに、口元に触れるようになるということは歯磨き時だけでなく、

薬を飲ませる時などにも役立つのでとても大切です!!

 

次に口に触れることが当たり前になってきたら、歯ブラシではなく

デンタルシートや指サックのようなものを活用し指で歯を磨くことを目指します。

シート等の誤食に注意してください

 

そしてさらにステップアップできそうなら、歯ブラシに移行していくという方法が

比較的実行しやすい方法かと思います。

 

いきなり歯ブラシで歯磨きできる子は少ないです。

そのため、焦らずゆっくりと慣れていければいいという考えをもって

歯磨き練習に取り組んでいただきたいです。

デンタルケア商品の紹介🦷

2024年7月11日(木)

南与野院のデンタルキャンペーンに合わせて、

デンタルケア商品についてご紹介します😃

 

今回ご紹介するのは『インターベリーα』です。

 

インターベリーαの使用で

口腔内に存在する歯周病細菌の減少

口臭の改善

歯肉の炎症の軽減

(※重度の歯周炎まで進行した場合は対象外) 

が期待されます。

 

また、スケーリング後に用いることで

歯垢•歯石の付着率が低下するというデータもあります。

 

わんちゃんねこちゃんどちらにでも使用していただけます。

 

キャンペーン期間中にスケーリングをされた方は、

こちらのインターベリーαも10%引きで購入していただけます。

 

スケーリング後の口腔ケアとして、歯磨きやデンタルガムに加えて使用してみるのはいかがでしょうか?

 

ベットエッセンシャル③

2024年6月24日(月)

 

こんにちは😃

今回は、ベットエッセンシャルシリーズより

『マルチケア+健康体重サポート』をご紹介します。

 

Hill’sさんで体重管理のための療法食として売られているメタボリックスをもとに作られた製品です。

 

他のご飯に比べて低カロリーなのはもちろん、食べることで代謝を上げてくれる成分組成となっています。また、たくさん噛んで満足感をあげるために少し大きめのサイズ(12.5mm)になっています。

 

体型が気になる子だけでなく、避妊去勢後のご飯としてもおすすめの製品です。

 

さらに、こちらの製品の基礎にもマルチケア栄養が含まれているため、腸の健康や免疫力の維持、皮膚の健康、そして尿ケアの成分もしっかり含まれています!!

 

中型犬用と猫ちゃん用を取り扱っております。

気になる方は、当院スタッフにお声がけいただくか、『そよかぜ動物病院北与野』の公式ラインをご確認ください◎

GS-441524の治療と論文

2024年5月27日(月)

GS-441524の治療についての論文

GS-441524は、猫伝染性腹膜炎(FIP)に対する効果的な治療法として広く注目されています。研究論文も複数存在し、その治療効果やメカニズムについて詳しく探求されています。以下は、いくつかの主要な研究とその内容です。

抗ウイルスメカニズムの解明

Cornell大学の研究では、GS-441524の抗ウイルスメカニズムが詳細に検討されています。この研究は、GS-441524がウイルスRNAの合成を阻害する核酸類似体として機能するだけでなく、ウイルスマクロドメインにも結合し、宿主の抗ウイルス防御システムを強化する可能性があることを示唆しています。この二重の作用メカニズムは、GS-441524の高い効果を説明する重要な要素です​ (Cornell Vet)​。

治療成功率と経口投与

最近の研究では、GS-441524の経口投与と注射投与の比較も行われています。経口投与は猫のストレスを軽減し、飼い主にも扱いやすい方法とされています。ただし、経口投与では吸収率が低下する場合があり、特に消化器系に問題を抱える猫には不適とされています。注射投与と経口投与の成功率はほぼ同等であるとされていますが、一部の猫では経口投与に対する反応が注射投与と異なる場合があります​ (Zen By Cat | House of Nekko | Home)​。

参考文献

 

 

猫伝染性腹膜炎の治療

2024年5月24日(金)

猫伝染性腹膜炎の治療:希望と挑戦

猫伝染性腹膜炎とは?

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫における致命的なウイルス性疾患で、猫コロナウイルス(FCoV)によって引き起こされます。FCoVは一般的に無害ですが、一部の猫では突然変異を起こし、FIPに進行することがあります。この病気は腹部や胸部に液体がたまり、全身に炎症を引き起こします。

FIPの症状

FIPには湿潤型と乾燥型の2種類があります。ウエット型では、腹部や胸部に液体がたまり、腹部膨満や呼吸困難を引き起こします。ドライ型では、腸や肝臓などの内部器官に炎症が広がり、発熱、食欲不振、体重減少などの症状が見られます。どちらの型も進行が早く、致死率が高いのが特徴です。

伝統的な治療法

従来のFIP治療は対症療法が中心であり、症状の軽減を目的としていました。抗生物質や抗炎症薬、利尿薬などが使用されることがありますが、根本的な治療法はありませんでした。そのため、多くの獣医師が安楽死を選択せざるを得ない状況でした。

新しい治療:GS-441524

近年、抗ウイルス薬GS-441524がFIP治療において注目を集めています。この薬は、FIPの原因となるウイルスの複製を阻害し、高い効果を示しています。多くの臨床試験で、GS-441524を使用した猫の多くが完全に回復した例が報告されています。

GS-441524は、カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)のNiels Pedersen博士とその研究チームによって開発されました。もともとは、エボラウイルス治療薬として研究されていたRemdesivirの前駆物質です。FIPの原因である猫コロナウイルスに対する効果が期待され、猫での治療に転用されました。研究の結果、GS-441524がFIPの治療に非常に効果的であることが確認され、現在では多くの猫の命を救う治療法として使用されています​ (Cornell Vet)​。

メカニズム

GS-441524は、ウイルスのRNAポリメラーゼを阻害し、ウイルスの複製を妨げることで効果を発揮します。これにより、感染の進行を抑え、猫の免疫システムが病気と戦うのを助けます​ (Cornell Vet)​。

 

GS-441524の入手と治療の現状

GS-441524は現在、一部の国で利用可能ですが、正式な薬事承認を受けていないため、入手が難しい状況です。獣医師の指導の下で治療を行う必要がありますが、違法に取引されることもあるため、注意が必要です。飼い主は信頼できる情報源から薬を入手し、獣医師と密に連携することが重要です。

治療にかかるコストと時間

GS-441524による治療は、高額な費用がかかることがあります。また、治療期間は通常12週間程度で、毎日の注射が必要です。これにより、経済的および時間的な負担が大きいことが課題となっています。

飼い主ができること

FIPと診断された場合、飼い主としてできることは、早期発見と迅速な治療開始が鍵です。また、ストレスを減らし、免疫力を高めるための適切な環境を整えることも重要です。さらに、信頼できる獣医師との連携を強化し、最新の治療法や情報を常に把握しておくことが求められます。

未来の展望

FIP治療はまだ多くの課題がありますが、GS-441524のような新しい薬の開発により、多くの猫が救われる可能性が広がっています。今後、より多くの研究が進み、安全で効果的な治療法が普及することを期待しています。

おわりに

猫伝染性腹膜炎は恐ろしい病気ですが、新しい治療法の登場により、希望が見え始めています。愛猫の健康を守るために、飼い主として常に最新の情報を収集し、適切な対策を講じることが大切です。

 

北与野院臨時休診のお知らせ

2023年12月28日(木)

誠に勝手ながら

1月11日

北与野院終日休診とさせていただきます。

 

何かございましたら、与野駅前院か南与野院にご連絡下さい。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

年末年始について

2023年12月28日(木)

年末年始の日程のお知らせです。



12月29日(木)〜1月3日(水)は

南与野院にて午前中(10時〜13時)のみの特別診察になります。

北与野院与野駅前院終日休診とさせていただきます。

この期間の診察は診察の料金に加えて別途特別診察料(6,000円)がかかりますのでご了承ください。

診察ご希望の方は必ず事前に南与野院へのご連絡をお願いいたします。

南与野院 TEL:048-852-0323

 

※特別診察期間中でのフードの購入やお薬の処方はできません。

 

 

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