ブログ|与野の動物病院なら、そよかぜ動物病院

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投薬サポート💊

2024年7月17日(水)

わんちゃんねこちゃんにお薬を飲ませるとき、

みなさんはどのような方法を試されていますか?

 

直接口に入れてしまうという方も多いと思います。

 

しかし、それを繰り返していると

わんちゃんねこちゃんが段々お薬を飲む前の気配を察知するようになり

抵抗してしまうことも少なくありません。

 

今回は少しでもストレスを減らしてわんちゃんねこちゃんにお薬を飲んでもらうための投薬サポート商品をご紹介したいと思います。

 

MediBall

こちらは丸い形をした柔らかい投薬用トリーツ(おやつ)です。

ボールを潰してその中にお薬を包むことで、

美味しくお薬を飲むことを可能にしてくれます。

わんちゃんねこちゃん用それぞれにいろいろな種類の味があり、

その子の好みに合ったものが探せます◎

 

『投薬用ちゅーる』

こちらは通常のちゅーるよりも粘度が高く、お薬が包みやすくなっています。

ちゅーるを普段からあげている方も多いと思いますので、

比較的警戒せずに食べてくれる子も多いです。

わんちゃんはとりささみ味

ねこちゃんはまぐろ味の取り扱いがあります。

 

投薬トリーツを用いる際は、いきなりお薬を入れて食べさせるのではなく先に何も入っていないトリーツを食べさせることで、これは美味しいものと覚えてもらうとより投薬がスムーズに進みます!!

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そのほかにも、当院では様々な投薬用トリーツを取り扱っております。

 

実際お手にとっていただいた方が大きさ等わかりやすいと思いますので、

お薬を処方された場合はぜひお気軽にお声かけください◎

歯磨き🪥

2024年7月15日(月)

歯磨きは大切だと聞くのでチャレンジしてみたけど

なかなかうまくいかず心が折れてしまったという方、多いのではないでしょうか?

 

歯磨き!!と聞くと、いきなり歯ブラシを使ってのものを目指してしまいがちですが、

大人しくさせてくれる子はなかなかいません😔

 

それではどうすればいいのか

というところについて今回はお話したいと思います。

 

まず最初は、口に触れることを目標にするところから始めます◎

具体的な方法としては、口元や歯を触らせてくれたらおやつをあげる等

『口元を触られること=嫌なこと』という意識がつかないように繰り返し練習します。

ちなみに、口元に触れるようになるということは歯磨き時だけでなく、

薬を飲ませる時などにも役立つのでとても大切です!!

 

次に口に触れることが当たり前になってきたら、歯ブラシではなく

デンタルシートや指サックのようなものを活用し指で歯を磨くことを目指します。

シート等の誤食に注意してください

 

そしてさらにステップアップできそうなら、歯ブラシに移行していくという方法が

比較的実行しやすい方法かと思います。

 

いきなり歯ブラシで歯磨きできる子は少ないです。

そのため、焦らずゆっくりと慣れていければいいという考えをもって

歯磨き練習に取り組んでいただきたいです。

デンタルケア商品の紹介🦷

2024年7月11日(木)

南与野院のデンタルキャンペーンに合わせて、

デンタルケア商品についてご紹介します😃

 

今回ご紹介するのは『インターベリーα』です。

 

インターベリーαの使用で

口腔内に存在する歯周病細菌の減少

口臭の改善

歯肉の炎症の軽減

(※重度の歯周炎まで進行した場合は対象外) 

が期待されます。

 

また、スケーリング後に用いることで

歯垢•歯石の付着率が低下するというデータもあります。

 

わんちゃんねこちゃんどちらにでも使用していただけます。

 

キャンペーン期間中にスケーリングをされた方は、

こちらのインターベリーαも10%引きで購入していただけます。

 

スケーリング後の口腔ケアとして、歯磨きやデンタルガムに加えて使用してみるのはいかがでしょうか?

 

ベットエッセンシャル③

2024年6月24日(月)

 

こんにちは😃

今回は、ベットエッセンシャルシリーズより

『マルチケア+健康体重サポート』をご紹介します。

 

Hill’sさんで体重管理のための療法食として売られているメタボリックスをもとに作られた製品です。

 

他のご飯に比べて低カロリーなのはもちろん、食べることで代謝を上げてくれる成分組成となっています。また、たくさん噛んで満足感をあげるために少し大きめのサイズ(12.5mm)になっています。

 

体型が気になる子だけでなく、避妊去勢後のご飯としてもおすすめの製品です。

 

さらに、こちらの製品の基礎にもマルチケア栄養が含まれているため、腸の健康や免疫力の維持、皮膚の健康、そして尿ケアの成分もしっかり含まれています!!

 

中型犬用と猫ちゃん用を取り扱っております。

気になる方は、当院スタッフにお声がけいただくか、『そよかぜ動物病院北与野』の公式ラインをご確認ください◎

GS-441524の治療と論文

2024年5月27日(月)

GS-441524の治療についての論文

GS-441524は、猫伝染性腹膜炎(FIP)に対する効果的な治療法として広く注目されています。研究論文も複数存在し、その治療効果やメカニズムについて詳しく探求されています。以下は、いくつかの主要な研究とその内容です。

抗ウイルスメカニズムの解明

Cornell大学の研究では、GS-441524の抗ウイルスメカニズムが詳細に検討されています。この研究は、GS-441524がウイルスRNAの合成を阻害する核酸類似体として機能するだけでなく、ウイルスマクロドメインにも結合し、宿主の抗ウイルス防御システムを強化する可能性があることを示唆しています。この二重の作用メカニズムは、GS-441524の高い効果を説明する重要な要素です​ (Cornell Vet)​。

治療成功率と経口投与

最近の研究では、GS-441524の経口投与と注射投与の比較も行われています。経口投与は猫のストレスを軽減し、飼い主にも扱いやすい方法とされています。ただし、経口投与では吸収率が低下する場合があり、特に消化器系に問題を抱える猫には不適とされています。注射投与と経口投与の成功率はほぼ同等であるとされていますが、一部の猫では経口投与に対する反応が注射投与と異なる場合があります​ (Zen By Cat | House of Nekko | Home)​。

参考文献

 

 

猫伝染性腹膜炎の治療

2024年5月24日(金)

猫伝染性腹膜炎の治療:希望と挑戦

猫伝染性腹膜炎とは?

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫における致命的なウイルス性疾患で、猫コロナウイルス(FCoV)によって引き起こされます。FCoVは一般的に無害ですが、一部の猫では突然変異を起こし、FIPに進行することがあります。この病気は腹部や胸部に液体がたまり、全身に炎症を引き起こします。

FIPの症状

FIPには湿潤型と乾燥型の2種類があります。ウエット型では、腹部や胸部に液体がたまり、腹部膨満や呼吸困難を引き起こします。ドライ型では、腸や肝臓などの内部器官に炎症が広がり、発熱、食欲不振、体重減少などの症状が見られます。どちらの型も進行が早く、致死率が高いのが特徴です。

伝統的な治療法

従来のFIP治療は対症療法が中心であり、症状の軽減を目的としていました。抗生物質や抗炎症薬、利尿薬などが使用されることがありますが、根本的な治療法はありませんでした。そのため、多くの獣医師が安楽死を選択せざるを得ない状況でした。

新しい治療:GS-441524

近年、抗ウイルス薬GS-441524がFIP治療において注目を集めています。この薬は、FIPの原因となるウイルスの複製を阻害し、高い効果を示しています。多くの臨床試験で、GS-441524を使用した猫の多くが完全に回復した例が報告されています。

GS-441524は、カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)のNiels Pedersen博士とその研究チームによって開発されました。もともとは、エボラウイルス治療薬として研究されていたRemdesivirの前駆物質です。FIPの原因である猫コロナウイルスに対する効果が期待され、猫での治療に転用されました。研究の結果、GS-441524がFIPの治療に非常に効果的であることが確認され、現在では多くの猫の命を救う治療法として使用されています​ (Cornell Vet)​。

メカニズム

GS-441524は、ウイルスのRNAポリメラーゼを阻害し、ウイルスの複製を妨げることで効果を発揮します。これにより、感染の進行を抑え、猫の免疫システムが病気と戦うのを助けます​ (Cornell Vet)​。

 

GS-441524の入手と治療の現状

GS-441524は現在、一部の国で利用可能ですが、正式な薬事承認を受けていないため、入手が難しい状況です。獣医師の指導の下で治療を行う必要がありますが、違法に取引されることもあるため、注意が必要です。飼い主は信頼できる情報源から薬を入手し、獣医師と密に連携することが重要です。

治療にかかるコストと時間

GS-441524による治療は、高額な費用がかかることがあります。また、治療期間は通常12週間程度で、毎日の注射が必要です。これにより、経済的および時間的な負担が大きいことが課題となっています。

飼い主ができること

FIPと診断された場合、飼い主としてできることは、早期発見と迅速な治療開始が鍵です。また、ストレスを減らし、免疫力を高めるための適切な環境を整えることも重要です。さらに、信頼できる獣医師との連携を強化し、最新の治療法や情報を常に把握しておくことが求められます。

未来の展望

FIP治療はまだ多くの課題がありますが、GS-441524のような新しい薬の開発により、多くの猫が救われる可能性が広がっています。今後、より多くの研究が進み、安全で効果的な治療法が普及することを期待しています。

おわりに

猫伝染性腹膜炎は恐ろしい病気ですが、新しい治療法の登場により、希望が見え始めています。愛猫の健康を守るために、飼い主として常に最新の情報を収集し、適切な対策を講じることが大切です。

 

北与野院臨時休診のお知らせ

2023年12月28日(木)

誠に勝手ながら

1月11日

北与野院終日休診とさせていただきます。

 

何かございましたら、与野駅前院か南与野院にご連絡下さい。

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

年末年始について

2023年12月28日(木)

年末年始の日程のお知らせです。



12月29日(木)〜1月3日(水)は

南与野院にて午前中(10時〜13時)のみの特別診察になります。

北与野院与野駅前院終日休診とさせていただきます。

この期間の診察は診察の料金に加えて別途特別診察料(6,000円)がかかりますのでご了承ください。

診察ご希望の方は必ず事前に南与野院へのご連絡をお願いいたします。

南与野院 TEL:048-852-0323

 

※特別診察期間中でのフードの購入やお薬の処方はできません。

 

 

肺高血圧症

2023年2月15日(水)

肺高血圧とは,「肺動脈圧が異常に上昇してしまうこと」を言います。

肺動脈圧が上昇する原因は以下の3つにあります。

①肺の疾患により、肺血管の以上をきたす場合

②血栓などの血流障害によって引き起こされる場合

③フィラリアなどの寄生虫による心臓疾患

 

『肺動脈圧=右室圧』であるため, 肺高血圧があるかどうかの診断は,結果的に、肺動脈圧あるいは右室圧が異常に上昇している所見をみつけることで診断します。

肺動脈圧が上昇していれば、肺動脈弁逆流(2.5m /s以上)や三尖弁逆流(2.8m /s以上)が確認されます。

さらにその圧力のために肺動脈の血流障害(A CT/ET)や

心室中隔の扁平化などの所見がエコーで確認されます。

 

アドボケート

2022年5月5日(木)

皆さん、こんにちは。

ゴールデンウィークも終わり、今日はとってもいい天気で、お散歩日和でしたね。

こんないい天気の時は、公園で愛犬とたくさん遊んであげたい気持ちが高まります。

その前に、、、

フィラリア・ノミなどの予防対策はしていますか?

今日ご紹介するのは、背中にスポットするだけでノミ・フィラリア予防が可能な「アドボケート」の紹介です。

 

獣医師 山﨑の「アドボケート」の記事をぜひ読んで感想を聞かせてください。

https://atumareinudaisuki.com/uncategorized/アドボケート/

 

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