ブログ
Blogカテゴリ一覧Categories
- 全て
- 病院からのお知らせ
- 予防
- コロナウイルス特集
- 猫の病気
- サプリメントの話
- フードの話
- 栄養学
- 解剖学
- 感染症
- 眼科
- 血液検査
- 歯科学
- 獣医師のお勉強メモ
- 循環器
- 生理学
- 点滴
- 統計学
- 皮膚科
- 薬の話
- 整形外科
- 先端科学
- スタッフブログ
- 院長ブログ
- 未分類
オゾン療法
2018年12月26日(水)
与野駅前にいる松本です。少し真面目な話題を。
オゾン療法をご存知ですか?
殺菌作用のあるオゾンというガスを体内に入れることにより以下の効能が示されています。
・身体の免疫力を調整
・抗ガン効果
・消炎鎮痛作用
どんな病気に対して行うといいかというと
・腎臓病
・椎間板ヘルニア
・自己免疫疾患
・悪性腫瘍
・皮膚病
などが代表的です。
「老齢の子で、投薬をしてるけど元気がでない、食欲がない、
身体に負担のない治療はないのか?」っていう場合によく行います。
人医療でもオゾン療法は知られていますが、
大変高価な治療としてアンチエイジングなどを目的とし、専門クリニックで行われているようです。
動物医療の分野では、
特殊で高価な機器を導入し、ガスを管理する必要があるため、
まだまだ一般的ではありません。
ですが、当院では、この治療を必要としている子たちがどんどん増えて、
薬に頼らない治療も行う必要もあるのではないかということで
治療を行えるようになっています。
方法としてはこんな感じです。
①オゾン生成機からオゾンガスを規定量取り出す
②ガスを肛門内に注入(注腸法) 週1~2回、1回につき5分程度の処置
「シーズーのポッキーちゃん14歳の症例について」
慢性腎臓病、心臓病、皮膚病をり患しています。
最近では腎臓の数値が高くなり、食欲も低下しているため、お家で皮下点滴、投薬を行っています。
他に何かできないか?と相談させていただき、いつもの治療に加えて、オゾン療法を始めました。すると、活力・食欲も出てきて、腎臓の数値も落ち着いてきました。そして今日、トリミングまで行えました。
まだ2回目ですが、1回目をやってすぐに効果が感じられたので、今後も定期的に行っていく予定です。
そして、写真でわかるようにお尻にちょっといれるだけなので、負担はありません。副作用もありません。「ちょっとなにしてるの?」っていうお顔をされますが、その程度です。
ポッキーちゃん、症例とお写真の掲載ご承諾ありがとうございました!
素敵なご家族と一緒に長生きしようね。
この治療についてご興味のある方は、ぜひ、ご連絡くださいね。
オゾン療法について詳しいスタッフがお話をさせていただきます!
与野駅前動物病院
さいたま市浦和区上木崎1-10-1 グランデュオ北街区1-101
048-762-3864