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心室間相互依存とは

2022年1月28日(金)

心室間相互依存とは

心室間相互依存性依存とは左右の心室のどちらかの障害により片方の心室に影響与える状態。最終的には左右の心室の機能が低下して心不全心拍質量の低下が引き起こされます

これってどういうことかって言うと、、心臓っていう臓器は心外膜という膜に囲まれておりいます。つまり心臓は膜と言う名前の箱に入れられているのでが拡大してしまうと物理的に左心系が圧迫されて、右心室と左心室の機能のバランスが破綻してしまいます。結果的に右心系がさらに拡大し最終的に左心系の機能が著しく低下し心拍出量の低下につながります。

僧帽弁閉鎖不全症・肺高血圧症など心室の問題が起こると心室が拡大を引き起こし、それによって反対側の心室も影響を受けることを心室間相互依存と呼んでます。

最終的には「両方の心臓に悪化につながる」可能性があるとこを視野に治療をしていきますよう。