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ベットエッセンシャル③
2024年6月24日(月)
こんにちは😃
今回は、ベットエッセンシャルシリーズより
『マルチケア+健康体重サポート』をご紹介します。
Hill’sさんで体重管理のための療法食として売られている“メタボリックス”をもとに作られた製品です。
他のご飯に比べて低カロリーなのはもちろん、食べることで代謝を上げてくれる成分組成となっています。また、たくさん噛んで満足感をあげるために少し大きめのサイズ(12.5mm)になっています。
体型が気になる子だけでなく、避妊•去勢後のご飯としてもおすすめの製品です。
さらに、こちらの製品の基礎にもマルチケア栄養が含まれているため、腸の健康や免疫力の維持、皮膚の健康、そして尿ケアの成分もしっかり含まれています!!
中型犬用と猫ちゃん用を取り扱っております。
気になる方は、当院スタッフにお声がけいただくか、『そよかぜ動物病院北与野』の公式ラインをご確認ください◎
ベットエッセンシャル②
2024年6月23日(日)
こんにちは😃
今回は、ベットエッセンシャルシリーズより『マルチケア+リラックス』をご紹介します。
こちらは、Hill’sさんの療法食のうち“コンフォート”の成分(=加水分解ミルクプロテイン)を含んだ製品で、ストレスに弱い子の心のサポートをしてくれます。
お留守番の多い子や繊細な子への普段のご飯としてはもちろん、ペットホテル中の子にもおすすめの製品となります。
もちろん、こちらの製品の基礎にはマルチケア栄養が含まれているため、腸の健康や免疫力の維持、心臓の健康や皮膚の健康、そして尿ケアの成分もしっかり含まれています!!
こちらは小型犬用のみの取り扱いです。
気になる方は、当院スタッフにお声がけいただくか、『そよかぜ動物病院 北与野』の公式LINEをご確認ください◎
ベットエッセンシャル①
2024年6月22日(土)
こんにちは😁
今回は、ベットエッセンシャルシリーズより『マルチケア+デンタル』をご紹介します。
こちらは、Hill’sさんで歯と歯ぐきのための療法食として売られている“t/d”をもとに作られた製品です。
t/dと同様、フードの粒を層にすることですぐ割れない構造をつくり、よく噛むことで歯垢のケアをするという仕組みで歯や歯ぐきの健康をサポートしてくれます。
もちろん、こちらの製品の基礎にはマルチケア栄養が含まれているため、腸の健康や免疫力の維持、体重サポートや皮膚の健康、そして尿ケアの成分もしっかり含まれています!!
t/dと異なる点としては粒の大きさが異なり、マルチケア+デンタルの方が小粒になります。そのため、小粒が好みの子にはマルチケア+デンタルの方が向いていると思います◎
その一方で、歯とフードの接触面積等を考慮した場合、t/dの方が歯垢にしっかりとアプローチできるので、”本格的にデンタルに力を入れたい”という方はt/dへの移行も可能です。(味はほぼ変わらないです)
わんちゃん用とねこちゃん用ともに販売されています。
歯磨きを嫌がる子への日々のデンタルケアとしていかがでしょうか。
新商品入荷しました
2024年6月21日(金)
こんにちは😃
この度、そよかぜ動物病院は新たなペットフードの取り扱いを始めました。
その名も『ベットエッセンシャル』シリーズです。Hill’sさんの製品となります。
こちらは総合栄養食と療法食の間に位置するフードで、
限られた病院でのみ購入することのできるフードです。
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そもそも総合栄養食や療法食とは何なのか…
総合栄養食とは
ペットショップやスーパー等どこでも買えるフードで、健康なペットがあらゆる成長段階で必要とする全ての栄養基準を満たしているフードです。
つまり、健康な子が食べることを前提に作られたフードです。
一方、療法食とは、
特定の症状や病気に対しての栄養設計がされているフードで、獣医師の指導のもと与える必要のあるフードです。
特定の栄養素が制限されていたり逆に豊富になっていたりするため、しっかりモニタリングをして与えないと逆に栄養バランスが乱れてしまう可能性があるものになります。
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そんな総合栄養食と療法食のいいとこ取りをしたものが『ベットエッセンシャル』シリーズです!!
まず、”マルチケア栄養”という、いわゆる総合栄養食に当てはまる要素が基礎としてあり、それぞれの成長段階に合わせた必要な栄養素が配合されています。ですが、従来の総合栄養食とは異なる部分があります。それは、尿を弱酸性(PH6〜6.5)にすることで石ができにくくなるような成分設計がされているところです。総合栄養食としてこの成分を含んでいるのは『ベットエッセンシャル』が初めてです!!
さらに、そこにプラスして、デンタルケアや体重管理、消化器サポートなど特定のニーズに合わせた栄養素を含むという療法食の面も持ち合わせています。
つまり、一般的な総合栄養食より未来の健康が考えられており、かつ療法食より普段から使える成分設計になっているのが『ベットエッセンシャル』シリーズです。
当院で取扱っているのは
わんちゃん用
•小型犬用 マルチケア+消化サポート
•小型犬用 マルチケア+デンタル
•小型犬用 マルチケア+リラックス の3種類
ねこちゃん用
•猫用 マルチケア+消化サポート
•猫用 マルチケア+健康体重サポート の2種類です。
それぞれについては、別のページでさらに詳しくご紹介できればと思います。
そよかぜ動物病院南与野院、北与野院、与野駅前動物病院の全てで販売しております。(税込495円)
当院取扱いフード2
2024年6月18日(火)
今回はHill’sさんの『i/d』をご紹介します。
消化ケアに焦点を当てた製品です。
主にわんちゃん用についてです🐶
こちらは、ノーマル•ローファット•コンフォートの3種類が存在します。
『i/d(ノーマル)』
消化吸収されやすいという特徴があります。
そのため、胃腸炎や消化器の手術の後など消化•吸収不良の子に適したフードになります。こちらはねこちゃん用もあります◎
『i/d ローファット』
↑の製品と同様に消化吸収に優れた原材料で作られていますが、こちらはさらに脂肪分が抑えられている製品です。
そのため、高脂血症や膵炎を発症している子に用いることの多いフードです。(脂肪は膵臓への刺激になります)
『i/d コンフォート』
消化吸収されやすい成分に加えて、加水分解ミルクプロテインという
ストレスや不安症を改善する成分が含まれています。
そのため、ストレス性の消化器症状を示している子やこれからストレスがかかる出来事がわかっている場合(近くで工事がある、長時間のお留守番等々…)におすすめのフードです。
これらは療法食と言われ、獣医師の指導のもと使用するフードです。
使い方を誤ると、その症状がさらに悪化してしまったり他の症状が出てしまう場合もありますので、使用するかどうかは必ず主治医の先生と相談した上で決めてください。
当院取扱いフード
2024年6月17日(月)
今回はHill’sさんの『腸内バイオーム』をご紹介します。
わんちゃん用とねこちゃん用の両方があります◎
こちらは、消化ケアに焦点を当てた製品です。
腸内の微生物に栄養を与えることでその働きを活性化し、良質な排便ができるようサポートしてくれる商品です。
最短24時間で軟便を解消し、再発のリスクを低減することが科学的に証明されています。
また、これから起こりうる軟便や下痢を予防する効果も期待されます。
🙅♀️推奨できないケース🙅♀️
成長期の幼犬/幼猫
授乳期の母犬/母猫
慢性腎臓病
※当院ではサンプルのご用意もありますので、気になる方は主治医の先生にご相談ください
ご飯は大切!
2024年6月16日(日)
この世の中にはいろいろな種類のペットフードがあります。
みなさんのお家ではなにを基準にペットフードを選んでいますか?
ペットショップでおすすめされたもの、近くで手に入りやすいもの、お散歩コミュニティーで聞いたもの、、、そんな中からわんちゃんねこちゃんが食べてくれるものを模索している方が多いのではないでしょうか?
ご飯を食べてくれるかどうかはとても大切ですが、食いつきの他にも気にしていただきたいことがあります。
それは、
“そのご飯はその子の体質に合ったものであるかどうか”ということです。
わんちゃんねこちゃんと暮らしていると、お腹の調子が悪い、少しぽっちゃりしてきた、口臭が気になる、体が痒そうなどなど、、、日々様々なお悩みが出てくると思います。
実は、それらのお悩みはご飯を変えることで改善することがあります‼︎
今までご飯にこだわっていなかったという方や、何か気になる症状があるという方は
ぜひ主治医の先生と相談した上でご飯を決めていただけたらと思います。
(あくまでペットフードは治療の補助という位置付けにあるため、ご飯を変えたからといってその症状が完全になくなるという訳ではありません。)
また、南与野院ではフードの日として
11日にドッグフードが、22日にはキャットフードが全品5%offでご購入いただけるキャンペーンを行います。7月から開始予定です!!
気になる方は当院スタッフまでお声がけください◎
猫を迎え入れたらすること:③-2 ウイルス検査
2024年6月15日(土)
前回の続きです、、、
『猫免疫不全ウイルス(FIV)』
このウイルスは唾液等の分泌液を介し、喧嘩や交尾によって感染が広がります。
また、FeLV同様母猫がFIVに感染していた場合胎盤や乳汁を介して子猫に感染が広がる可能性もあります。
(犬や人に感染することはありません。)
そして、FIVも感染=発症というわけではなく、ウイルス検査で陽性でも症状を示さない猫もいます。さらには、そのまま発症することなく寿命を全うする猫もいます。
(感染から発症までの期間には個体差があります。)
では、発症してしまうとどのような症状が出るのか…
初期は発熱や下痢、食欲減退等から始まり、次第にリンパ節が腫れたり口内炎や貧血、免疫機能が落ちることで日和見感染等が見られます。
FeLV同様ウイルスを完全に排除する治療は今のところはありませんが、無症状の場合は経過観察を行い、症状が出た場合はそれに対する治療を行います。
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これらのウイルスの予防として、室内飼いをすることで感染猫との接触を避けることが最も効果的です。寄生虫予防や他の感染症予防の観点からも、猫ちゃんの完全室内飼いをおすすめします。
また、FeLVもFIVもそれぞれに対するワクチンが存在します。
よくお外に行く等感染リスクの高い猫ちゃんは、ワクチンを打つ必要があるかどうか主治医の先生としっかり相談してください◎
猫を迎え入れたらすること:③-1 ウイルス検査
2024年6月14日(金)
こんにちは🙂
今回は猫を迎え入れたら病院ですること第3段!ウイルス検査についてです。
主に病院で検査するウイルスは2つ
・猫白血病ウイルス(FeLV)
・猫免疫不全ウイルス(FIV)
外で生活している猫に見られることが多いウイルスです。
これらは、簡易キットを用いて検査します。
当院で使用している検査キットは、血液を数滴滴下し、約10分待つと結果が出るというものを使用しています。
『猫白血病ウイルス(FeLV)』
FeLVに感染した猫の唾液や血液、糞便などを介して感染します。
また、母猫がこのウイルスに感染していた場合、胎盤や乳汁を介して子猫に感染することもあります。
(犬や人に感染することはありません。)
感染した時に免疫が十分働いていればウイルスを排除することができます(=治る可能性がある)が、免疫が不十分である場合は体内からウイルスを排除することができず一生ウイルスを保有することになります。この状態を持続感染といいます。
持続感染しやすい猫は、生後すぐで感染した子猫です。逆に、1歳以上になってくると持続感染の可能性は低下していきます。
感染=発症というわけではなく、ウイルス検査で陽性という結果が出ても症状を示さない猫もいます。しかし、持続感染している猫は発症する可能性が高く、また、発症してしまった場合の死亡率は非常に高いとされています。
発症時の症状は、貧血やリンパ腫などの血液の病気から免疫力の低下による口内炎や日和見感染。また、流産や腎臓病などいろいろな病気の原因となります。
(日和見感染:他の感染症にかかりやすくなること)
ウイルスを完全に排除する治療は今のところはありませんが、無症状の場合は経過観察を行い、症状は出た場合はそれに対する治療を行います。
猫免疫不全ウイルス(FIV)については次回に続きます…
猫を迎え入れたらすること:②-2寄生虫検査
2024年6月11日(火)
前回の続き、内部寄生虫についてです。
内部寄生虫とは、動物の体内に寄生する虫です。
病院では、その内部寄生虫がいるかどうかを糞便から見ます👀
直接糞便を顕微鏡で見る方法や、糞便を飽和食塩水という液体に溶かしてその上澄みを見るという方法があります。これによって虫自体や虫の卵がないかどうか確認します!!
内部寄生虫もその種類は様々ですが、今回は比較的見られやすい消化管に寄生する寄生虫について紹介します。
『回虫(猫回虫)』
糞便に含まれる猫回虫の卵を摂取することや、猫回虫が寄生している母猫の乳汁を子猫が摂取することが主な感染の原因です。また、鳥や鼠を捕食することも感染の原因となります。
猫回虫の症状として無症状のものもありますが、消化管に寄生し物理的な刺激を与えることで下痢や嘔吐などの症状(=消化器症状)を引き起こすことがあります。また、猫回虫は人にも感染する可能性があります。
『瓜実条虫』
瓜実条虫はノミを介して感染することがあります。瓜実条虫の卵を摂取したノミを猫が捕食することで感染します。もちろん、糞便に含まれる瓜実条虫の卵自体を摂取することで感染することもあります。
症状としては、無症状な場合もありますが、消化器症状から重度になると発作などの神経症状を示すこともあります。また、まれに人に感染することもあります。
ちなみに、糞便や肛門付近にお米みたいなものがついている、、、という時は瓜実条虫である可能性があります😌
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内部寄生虫の中には予防薬で予防できるものもあります。
寄生虫検査を受けることや予防薬でしっかり予防することで、その猫ちゃんだけでなく周りの猫ちゃん、そして飼い主様ご自身の健康を守りましょう!!